リハビリテーション
理学療法・作業療法・言語聴覚療法・音楽療法の専門療法士を配置しています。
理学療法 PHYSICAL THERAPY
理学療法では、患者様の筋肉や関節の状態を把握し、異常な筋緊張を改善し関節の変形を防ぎながら、まず、「寝返り」「起き上がり」といった基本動作の獲得を目指します。さらに、「座る」「立つ」という姿勢の保持や「車椅子の自力駆動」「歩く」といった自力移動手段の獲得を目指した援助を行っています。
A:理学療法室
B:プラットホーム上関節可動域訓練
C:平行棒内立位・歩行訓練
D:起立台による立位訓練
E:プラットホームからの起立訓練
言語聴覚療法 SPEECH THERAPY
言語聴覚療法では、飲み込みのリハビリ「嚥下(えんげ)リハビリ」に力を入れています。食べられるようになると随意行為も増え意識障害も回復してきます。そして意思表示の手がかり(YES時に瞬きや指を動かすなど)が芽生え、それを他者とのコミュニケーション方法として定着できるよう援助を行います。また、可能な方には、瞬き等ではなく、発生、発語、または文字盤などが使えるように、発生・発語練習、注意集中、注意持続、新しいことの記憶や考えを言葉にまとめる(思考の言語化)などの練習(認知・コミュニケーション訓練)も行っていきます。
A:飲み込みの検査(嚥下造影検査) B:発声の元となる息を出す練習
C:発声困難な方のコミュニケーションの練習
作業療法 OCCUPATIONAL THERAPY
作業療法では、「食べる」「服を着る・脱ぐ」などの日常生活動作を再獲得することを目標としています。この目標を実現するために作業活動を媒介とした上肢(腕や手)の機能訓練や精神機能面への働きかけを行います。また、残された機能を最大限に活用するためには自助具、装具、福祉用具などの利用法を検討し、介護者に対しても介助方法などのアドバイスを行っています。
A:上肢機能訓練 B:食事動作訓練
C:更衣動作訓練
D:作業療法室
音楽療法 MUSIC THERAPY
音楽療法では、患者様の目覚めや能動性、注意力や記憶力などの改善を主な目的としています。はじめに好みの音楽、楽器やリズム運動などを用いて諸感覚を刺激し、それに対する関心を引き出します。次に今ある能力を用いて自分から「聴く」「見る」「触る」「動かす」などの行為ができるように援助をしています。さらに、楽器の演奏や歌唱といった音楽活動を用いて、指示に合わせたり新しく名前を覚えたりなど、注意や記憶の訓練を行っています。
A:楽器を用いた感覚刺激と「聴く」「見る」「触る」などの行為の援助
B:合奏(指示に合わせて音を出すこと)を用いた注意訓練
鍼灸療法 ACUPUNCTURE
脳機能の賦活や全身のリラクゼーションなどを目的として、手足や頭のいろいろな経穴(ツボ)に鍼治療を行います。鍼灸療法は約1500年前から日本
に存在する伝統医療のひとつですが、近年は、その効果の科学的な検証が世界各国で行われています。科学的な知見もふまえた統合医療のひとつとして鍼灸医療を提供したいと考えています。
臨床心理 CLINICAL PSYCHOLOGY
患者様のご家族が抱える不安の軽減など心のケアに貢献したいと考えています。
アロマトリートメント AROMA TREATMENT
患者様の状態にあわせて精油の調合をおこなう「メディカルアロマ」を行なっています。
植物の持つ有効成分を利用して、香りによる脳への直接的な働きかけと、トリートメントに
よる皮膚から筋肉および身体内部への働きかけを行なっています。
歯科 DENTISTRY
歯科医師による虫歯の治療を行います。